感じていたのですが、そこに友人が踏み入ってしまった結果・・・

中学3年生の時の話です。

私の実家は東京近郊にあるかなり小さな町でした。

 

都市開発で住宅が増えても、未だ田んぼの方が多い様な地域で田んぼの真ん中にある

農道と住宅街と田んぼの間にある大きな道の2つが基本的な通学路でした。

 

農道の方が近道なので普段は農道を通っていたのですが、ある日、住宅街側に

住む友人に誘われて、住宅街側の大きな道を通って帰ったのです。

普段は余り通らない道なので、最初はいつもとは違う風景にわくわくしていました。

 

ですが、徐々に増える明かりの灯っていない空き家の数々(当時うちの町は人が来てから家を

建てるのではなく、最初に家ばかりを沢山建てて、ある程度家が増えてから人を

呼び込むという方法で住宅街を増やしていました)に私は少しずつ口数が減っていきました。

 

部活も終わった時間ですので、夜7時位だったでしょうか。

がらんとして空き家ばかり並んだ道は、当然ですが一切の生活感や温もりが感じられず

冷たげで不気味に感じたのを覚えています。

 

そんな住宅街の真ん中に、不自然な空き地がありました。

周りは住宅が建っているのに、そこだけはぽつんと空き地なのです。

かなり前から空き地だったらしく、雑草も当時の私の膝下位まで生い茂っていました。

 

(なんで、ここだけ家がないの?)

当時の私は、そう疑問に思ったのを覚えています。

他に住宅を建てるのに向かない土地は幾らでもあるし、見た感じはそんなに住宅を

建てるのに向かない土地に見えなかったからです

ただ、本能というのでしょうか。その土地を見た瞬間、何か激しい違和感の様なものに襲われたのは覚えています。

周りと、何かが違う・・・・・。そんな得たいの知れない感覚でした。


 

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