夏休みの前、S君「転校することになった... 釣り、行けなくなってごめんな」俺「うん...」→ 彼に会うのはそれが最後になってしまった → そして20年後、驚くことを知った・・・

帰宅時にうちの近所でS君とばったり会った。

「こないだはありがとう。俺、転校してきてからとにかくイジメられんねんけど、こないだ助けてくれたおかげで、あれからはただ無視されるだけになってん。
俺としてはそっちのほうがええから、ほんま助かった。
うちのマンションすぐそこやから、寄ってってや」
みたいなことを言われて、マンションへ上げてもらった。

上がるとお母さんが、

「あんた友達できたの、よかったわ~」

なんて喜んで、

俺にいろいろ話しかけてきた。

結局それが

きっかけでお互いの家を
行き来するようになり、
よく遊ぶようになった。
6年になっても変わらなかった。

釣りを教わったり、

チャリで遠出したり、
楽しかった。

6年の夏休み少し前に、

S君から

「また転校するんやけど」

と言われた。

お父さんが

金融の仕事してるんで
転勤が多いらしい。
がっくりしたけど、
夏休みに最後、
また釣りに行くことに決めた。

釣りの日の数日前、

S君が晩飯時に突然、
我が家に来た。

「実は、釣りの日に離れることになってしまって、だからあいさつに来たんよ。釣り行けなくてごめんな」

と。

わざわざ、

プレゼントまで
もってきてくれた。
会うのはそれが
最後になってしまった。

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